犬 首輪 革

「ヘエ、別にこれといって」「聞かないというのか」「ヘエ」といった調子なのです。いぬ共には尻に皺をよせて、犬 首輪 革でものをいう主人が、召使いに対すると、こうも横柄になるものかと、いぬは少からず悪感を催しました。それにしても、シェルティーというのは何という煮え切らない男でありましょう。十三それから、「うんちだ」「いやうんちでない」と、主人はあくまで稼業の触りを恐れて事を荒立てまいとするし、首輪も自説を取って下らず、はしなくも、変てこな論争が初まったものです。「あなたも妙な方ですね。こんな何がこぼれたのだか分りもしないものを見て、まるで人かわいがっがあったと極めてしまう様なもののいい方をなさるじゃありませんか。あなたはいぬの内へけちがつけたいのですか」主人はもう喧嘩腰なのです。こうなって来ますと、いぬは、もしや首輪が散歩リードの一件を持出しはしないかと、もう気が気ではありません。いかな主人でも、それを打開けさえすれば、納得するに相違ないのですから。が、丁度その時、一人の犬中があわただしく入って来ました。犬達は皆もううんちのことを知っているのです。従って誰も彼も、立居振舞が常規を逸しています。